こんにちはトクダイです。
今回はビジネスにつきものの問題解決に焦点をあて記事にしてみました。
世の中には問題は山積みです。
そしてその問題を解決することがビジネスにつながります。
もちろん、既存企業の問題解決も同じことです。
すべては問題設定に始まります。
なにが問題でそれをどう解決するか、です。
「経営における最も重大なあやまちは、間違った答えを出すことではなく、間違った問いに答えることだ」
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大切なのは正しい問題設定
解決策を探すためには正しい問題設定が必要です。
正しい問題さえ見つかれば、解決法を見つけるのはそれほど難しいことではありません。
初めのアプローチを間違えてしまうと何の成果も得られない結果に終わってしまいますので、問題を見つける作業には充分時間をかけましょう。
例えば、あなたが飲食店を経営しているとします。
近くに美味しいと評判のレストランができました。
そのため、今年度の第1四半期の売上が昨年度の同時期より20%もダウン落ちたとします。
何が問題で、どんな対策が必要でしょうか?
知名度やアピールが足りなかったのか、
味やメニューの満足度が低かったのか、
駐車場が無い為に利用しにくかったのか、
ここでの問いを間違えると、折角行った対応策が無駄になってしまいます。
今回は単純化するために”美味しいと評判のレストランが競合”としていますので、やはり問題は味やメニューで顧客の満足が得られなかったとなります。
ここでの対応策は、新しいメニューを作ったり,美味しくなるような工夫をするなどの料理を改善することになります。
もしここで駐車場を設けたり、ビラを配っても効果は薄く間違った対応になります。
このように正しい問題設定をすることが、適切な対応策をたてる前提になります。
問題の見つけ方
それではどのように問題を発見すればいいのでしょうか?
仮説を立てながらすすめます。
現場を見て
現場で何が起こっているのか
担当者などから話を聞く
現場でどんなことが起こっているのかを見る。
なぜを繰り返す
何度も問いかけることで広く、深く問題点を洗い出して行きます。
同時に問題を細分化する
ロジックツリーを使って書いていきましょう。
こうすることでたくさんの問題が出てくるでしょう。
ですが、すべての問題に対応しようとは思はない事です。
企業にとって人的資源、時間的制約、金銭的制約が必ずあります。
捨て去る勇気も必要です。
凶悪事件の多発していたニューヨークを全米で最も安全な都市にしたジュリアーノ市長の例をみてみましょう。
彼は選挙中ニューヨークを安全な街にすることを公約に掲げ市長に当選しました。
その当時は凶悪犯罪が多発していたニューヨークでしたが、彼はまず何に着手したのか。
凶悪犯罪を取り締まるのではなく、路上のゆすりの撲滅に着手しました。
※路上のゆすりとは交差点で信号や渋滞で止まっている車の窓を勝手に拭き、ドライバーから無理やりお金を払わせる行為
ニューヨークに入るトンネルや橋付近でこれを徹底的に取り締まりました。
すぐにゆすりが激減し、改善が市民にも観光客にも明らかでした。
観光客が増えることで、市の収入が増え、住民の働き口も増えたのです。
このように、問題への取組が理解しやすく、解決策を打ち出しやすい小さな問題に取り組むことが成功につながり易いといういい例です。
良い問題設定と解決策を検証するには、
解決できるか?
実行可能か?
解決できたとして効果はあるのか?
この3点がYESになる必要があります。
理解してもらう
実行の一歩前のステップとして大切なことが、理解出来る様にまとめることです。
問題の解決が自分だけで対応できることならば問題はないですが、
実行する為には、必ずそれを実行する者、もしくは協力者がいるはずです。
他人に理解でき、実行でき、効果が出る内容でなければ結局実行されずに終わってしまいます。
わかりやすくまとめいつでも協力者や実行者に理解してもらえる準備をしておく事が大切な事前作業になります。
まとめ
長々と書きましたが、結論は正しい問題設定です。
正しい問題にたどり着くまでには、色々な仮説を立て小さく実行し、
思ったような効果が上がらなければまた仮説への繰り返しになります。
そして普段から本当の問題はなにかと考える姿勢やさまざまな視点を持つことが問題解決能力を鍛えることになります。
参考図書